最近コロナ規制が緩くなってきて、飛行機に乗る機会が増えてきました。
私はここ10年、飛行機を特典航空券でしか予約したことがありません。
ここ数年でマイル業界界隈に大きな異変が起きています。
次の旅行のための特典航空券を予約しようとしたら、特典航空券を予約するのに必要なマイル数がとんでもないことになっていたのです。
そんなわけで、私が実際に経験した最近の特典航空券界隈の事情をお伝えしながら、JALとANAの特典航空券の違いについて比較していきます。
JALは2018年にマイレージルールの変更があった
2018年にJALはマイレージのルールの変更がありました。
JAL国際線特典航空券PLUS
というものが導入されたのです。
JAL国際線特典航空券Pusを簡単に説明すると、
フライトの繁忙に合わせて必要マイル数が変わってきます。
メリット:マイルを払えば特典航空券をゲットできる
デメリット:繁忙期は必要マイル数がかなり大きくなる
人によっては、このルール変更を『改悪』と断罪していました。
ただ今まで私はこの導入に『改悪』と思ったことなく、いつも通りマイルに感謝しつつ特典航空券を利用してきました。
しかし、今回国際線の特典予約航空券を予約しようと手続きしている際に『改悪』と心の中でそっと思ってしまったのです。
JALとANAで必要マイル数の比較
そんな衝撃を受けたのは、つい先日コロナの隔離制限がなくなった香港への往復便をマイルで予約していたときのことです。
今回は、東京⇒香港の往復便を例にしてJALとANAの比較をします。
東京⇒香港 の往復便で必要なマイル数
香港は、東京から飛行機で4時間と近い場所に位置しています。
そのため、エコノミーであれば片道10,000マイルと沖縄の離島と同じマイル数で特典航空券を予約することができます。
往復なら、20,000マイル必要になってきます。
JALの場合
2022年11月9日(東京発)~19日(香港発)で特典航空券を予約する場合、
なんと、49,000マイルが必要になってきます。
必要マイル数とクラスを二度見してしまいました。
まぎれもなくエコノミーでの必要マイル数なのです。
ANAの場合
この興奮と絶望は夫に伝えつつ、幸いANAのマイルもあったのでANAでの必要マイル数を確認しました。
ANAでは、同日程で必要マイル数20,000マイルでした。
速攻で予約しました。
税金やサーチャージで別途39,030円かかってきます。
乗り継ぎがあるとか不便な時間帯だから必要マイル数が少ないわけではありません。
ANAの香港直行便で都合の良い時間帯の便です。
JALもANAも日程により必要なマイル数は変わる
JALがマイレージのルールを変更したことにより、必要マイル数が変わるようになったと記載しました。
ちなみに、2022年2月の段階で私が香港から東京にJALに来たときは片道10,000マイル(往復だと20,000マイル)でした。
ちなみに、ANAの特典航空券の必要マイル数は
- ハイシーズン
- レギュラーシーズン
- ローシーズン
によって変わってきます。
香港⇔東京で必要なマイル数は以下。(エコノミークラス)
ローシーズン
17,000 |
レギュラーシーズン
20,000 |
ハイシーズン
23,000 |
結論
今回は、東京⇔香港のエコノミーの特典航空券を予約するのに必要なマイル数を比較してみました。
2018年にJALが導入した国際線特典航空券Plusによって、JALで国際線の特典航空券を予約するのは想像以上にマイルが必要になりました。
それに比べて、ANAは区分される3つのシーズンによって、必要なマイル数が変わってきます。
ただ、ハイシーズンでも必要なマイル数はレギュラーシーズンとそこまで変わりません。
よって、よほどの閑散期でない限り、国際線はANAで特典航空券を予約するのが良さそうです。
マイルで海外旅行を楽しみたい方でJALかANAどちらのマイルを貯めようか考えている人は、当面ANAのマイルを貯めたほうが良いかもしれません。
この記事に参考になれば幸いです。