MBA留学しようと思っている人によく聞かれるこの質問。
MBA留学にはどれくらいの英語力が必要か。
この質問に対して、自分なりの回答を今回ご説明しようと思います。
MBA留学の筆記試験に必要な英語力は?
MBA留学するために必要な英語力は、MBAごとに基準が違ってくると思いますが、、、
だいたいの学校が以下の範囲内で合格基準を定めています。
TOEFL iBT | IELTS | ||
---|---|---|---|
必要スコア | 80〜110点/120点 | 6.5〜7.5 / 9.0 |
私はぎりぎりのIELTS6.5 でなんとかMBAに合格しました。
MBA合格基準の英語力では全く足りない
しかし、IELTS6.5レベルではMBAではとてもじゃないけど、授業自体ついていけません。
そもそも3か月でMBAの授業聞けるようになったら、それだけでも授業料ペイできるくらいのスキルです。
私はMBA合格したタイミングで、「よし、MBA行ったら勉強ばっかりになるから今のうちに遊ぶぞー!!」なんて馬鹿な考えで遊び惚けていて、いざMBAがはじまってから後悔したので、これを読んでいる皆さんにはそんなことにはならないように、MBAの現実をお伝えしようと思います。
ネイティブでもカリキュラムにおいつくのは大変
そもそもですが、MBAは英語を学びにいくところではないのです。(自分に言ってます。。)
ビジネスに必要な広範囲に及ぶ知識をもってして、ビジネスへの自分なりの見識を深めるところなのです。(自分に言ってます。。)
私が通っているMBAは特にインテンシブなカリキュラムなので、入学と同時にいくつもの授業を並行でこなさないといけません。
最初からMarketingやらAccountingたらと、ビジネスにおいて必要でメジャーな授業から始まり、、
ケーススタディの読み込み、プレゼンの準備、当然英語で授業を受けて、、、一つの科目だけでもやることがたくさんあります。
ケーススタディといっても、絵本を読むのとはわけが違って、当然ですが、ビジネスケースを読み込んで自分の意見をもっていかないといけません。。
そう思っていたのは私だけではなくて、ネイティブも同じ。
ネイティブですら課題こなすのに必死なのに、IELTS6.5レベルの人間が同様にこなせるわけないです。
よほど英語が得意でないなら、課題をこなすのにネイティブより3倍かかると覚悟しておいてください。
読み書き聞く話す全部鍛えておく必要あり
先にも書いた通り、授業といっても、何も知らない状態で授業に参加するということはまずないです。(そんなこと学校側が許してくれません。。)
Pre-reading課題が与えられており、授業で取り扱う内容に関する記事を読み込んでいく必要があります。
一つの授業でレポート10-25pageほどのものを3つ、、とか泣きそうな量のpre-readingのときもありました。
授業によっては、授業後に毎回レポート提出させられるものもありました。。。
そして、MBAといえば、、、、プレゼン!!!すべての科目でといっても過言でないほど、プレゼンがあるのです。
毎授業でプレゼンさせられる科目もありました。。
そう、読み、書き、聞く、話す 全方位で英語が出来ないといけないのです。
日本人は、読み書きは得意で、話すのは苦手といいます。全方位のスキルをできる限りMBAが始まる前に上げておきましょう。
ビジネス用語は特段覚えておく必要なし
ただ、誤解されがちですが、MBAで難しい授業を受けるからといってビジネス用語を事前に習得しておく必要はないです。
ビジネス用語とは、会計・金融の専門用語だったりをイメージしています。
MBAにはいろんなバックグランドから人が集まってきていて、全員がビジネス用語を把握しているわけではないです。
ここに関しては、クラスメート同じスタートラインなので、事前に難しいような英語の本をひっぱりだして、英単語を覚える必要はないのです。
MBA受験でそもそも難しい英単語もそれなりに覚えているでしょうし。。。
イメージとしては、英語学習に最適といわれている「フレンズ」を字幕なしで理解できるようになるくらいでOKです。
MBA受験の合格基準をとったとしても、MBAのカリキュラムをこなすには、合格後の英語上達はマスト。
読み書き聞く話す全ての英語スキルをできる限りあげて、MBA留学に臨もう!!!
ただし、ビジネス用語はMBAに入学してからでも間に合うよ。