コロナで日本の経済があまり動いていない間に、何かしらスキルアップをしようと考える人は多いのではないでしょうか。
私もその一人でした。
キャリアチェンジするならMBAがいいのかなと思い(他に選択肢が思い浮かばなかったという方が正確かもしれません。)、もともと家族の仕事が理由で香港に来ていたこともあり、香港にあるMBAに通うことにしました。
この記事は、こんな人におすすめ。
キャリアアップ、セカンドキャリア、キャリアチェンジを考えている。
MBAとは何か?(自分にMBAは必要か?)どんな種類のMBAがあるのか?どこが自分が合うのか?などを考えている。
実際にそれぞれのMBAを経験している人たちにインタビューをして、それぞれのMBAの違いを簡単にまとめてみました。
MBAとは何か
MBAとは、Master of Business Administrationの略称です。
日本では、経営学修士と呼ばれていて、経営学の大学院修士過程を修了すると与えられる称号です。
大学がBachelor’s degrees
修士がMaster
博士がDoctor
例えば、4年生大学の法学部を卒業していれば、Bachelor of Lawsを保有しているという言い方をします。。そして経営学修士を卒業したら、Master of Business Administration, MBAを保有しているといいます。
ちなみに大学内では、undergraduate(学部生)と、postgraduate(大学院生)と対比させて使う言い方もあります。
MBAの選択肢は3つに大別できる
MBAといっても、日本に住んでいれば大きく選択肢は3つあります。
- 海外のMBA(ハーバードとか、CEIBSとか)
- 日本のMBA(グロービスとか)
- オンラインMBA(国内、海外ともに)
海外でも国内でも基本的にMBAにはフルタイムとパートタイムのコースがあります。パートタイムのクラスは平日の夕方以降や、週末に開かれるので、仕事をしながらMBAに通うことが出来ます。
ちなみに海外MBAのパートタイムに行く日本人は、その大学がある国で既に働いていることが多いです。
①海外MBA(フルタイム)
メリット
- 英語が使える
- いろんな国の人がいるので、文化や価値観の違いについて学べる
- 海外の仕事に転職しやすい
- アラムナイ(卒業生)がグローバル
デメリット
- 費用が高い(800-2,000万円)
- 家族と別々に過ごす可能性が高い
- 英語力がないと理解が浅くなる
- 受験準備期間が必要
向いている人
MBA卒業後に日本ではなくて海外で働きたい人は、海外MBAの選択が良いと思います。
まず海外MBAは転職支援がかなり手厚いです。
CV(レジュメ)作成のサポートから始まり、私の行っている海外MBAではLinkedinに使う写真をプロが撮影する時間まで用意してくれます。
海外MBAは、卒業後の就職先がMBAの実績に直結するので転職サポートは想像以上に力入れています。
英語に自信がなくて海外で働きたいという意思がそこまでないのであれば、高い費用に加え準備期間も含めた長い時間をかけてまで海外MBAを選ばなくてもいいかもしれません。
海外MBAに来ている生徒はアジア出身でも留学経験があるので英語がかなり話せます。英語がキャッチアップできるようになった時には既に卒業・・となってしまう可能性もあります。大金を使ってまで海外MBAにくるかどうかはしっかり考えたほうが良さそうです。
②日本MBA
メリット
- 語学力を心配する必要がない
- 国内のネットワークが広がる
- 費用もそこまで高くない(100-350万円)
デメリット
- 語学力が伸びない
- 海外へのキャリアチェンジは難しい
向いている人
現状の生活を変えず、国内でのネットワークを広げたり、経営や起業について学びたい人が向いていると思います。
国内MBAはフルタイムもあるものの、現状働きながら通う社会人が多いようです。
昔は、起業家や経営者や卒業後起業を志す人が多かったものの、現状は大手企業のミドル層が割合としては多くなってきています。
コミュニティ、アルムナのつながりも強いので、特に国内大企業人材とのネットワークは強い。数人たどれば、日本の大企業どこでもアクセスできるようです。
日本企業のケーススタディも多く、それによるデメリットは、 海外大学院で習う英語ベースの海外のケースとか、最新情報とかのキャッチアップは遅れてることがあるとのこと。
③オンラインMBA
メリット
- 生活拠点を変える必要がない
- 働きながらMBAに通える
- 日本にいながらグローバルの環境で学べる(海外オンラインの場合)
デメリット
- コミットが低くなりがち
- ネットワークがなかなか広がらない
向いている人
- 時間や課題のコントロールが自分でしっかりできる
- 英語がネイティブ(海外のオンラインMBAの場合)
コロナによってオンライン受講が多くなりつつありますが、ネットワークトラブルは未だによくあります。MBAではグループワークもあるため、ネットワークトラブルにより、時間が無駄になったり、コミニケーションがうまくいかないケースが出てきます。
まとめ
それぞれのMBA経験者に実際話を聞いてみると、同じMBAという言葉で片づけていいのかと思えるほど違いがあることに気が付きました。
自分が将来どういう働き方をしたいかを基準に自分に合ったMBAスタイルを検討してみてください。
この情報がお役に立てば嬉しいです。