MBAの授業を実際オンラインで受けてみて、実感としてオンライン授業に対して思ったことをまとめてみました。これから海外のMBAに行こうと思っている人は参考にしてみてください。
オンライン授業は意味がない!!
これは声を大にして言いたいし、MBA友達皆一致の意見です。
もともとオンライン校を受験しているなら別ですが、一般の海外MBAの授業料を払っているのに、途中オンライン授業になってしまったら、お金の無駄といっても差し支えないと思っています。
入学当初は授業に追われすぎてて、通学する時間すら惜しくて、心の中でオンライン授業だったら通学の手間が省けて楽なのに・・・なんてことを思ったこともありましたが、
いざ対面授業からオンライン授業に切り替わると、最初のうちはなんとか授業に集中していましたが、途中からは他の科目の課題をしたりと、教授が自分が何をしているかわからないのをいいことに手を抜きたい放題でした。
そして、これは私だけではなくて他の同級生もそうでした。私はまだ授業をカメラオンにしているだけまともだったと思います。私が通っていたMBAは44人いましたが、授業中のカメラをオンしていたのは、5人くらいです。教授からしても、ほとんど真っ暗の画面に向かって話をしていて反応が返ってこない中の授業は精神的につらいだろうなと思います。
オンライン授業は質も落ちる
生徒の授業に対する姿勢だけではなくて、オンラインならではの授業のトラブルもあります。
頻繁に起こるのは、ITトラブルです。
Zoomでうまく資料をシェアできない、グループワークもスムーズにいかない。
なんなら、教授側のインターネット接続が不安定で、教授の声が2時間途切れ途切れなんてこともありました。
必然的に授業への集中力も落ちていくので、、、、オンライン、やっぱり駄目ですね。。。
対面授業では、休憩中に教授のところにいって個別の質問ができるものの、Zoomでの授業では、自分の質問はクラス中に筒抜けで聞こえてしまうこともあって質問しずらかったりもします。
オンライン授業に対する補償は学校によりけり
もともと対面授業だと思ってMBAを入学している人がほとんどの中で、オンライン授業への切替でその対価の保証を大学側に求める人もいます。
私が通っている大学でいえば、14か月のカリキュラムで800万円ほどの授業料なのですが、本来であればいくはずだった中国本土への研修などがコロナによってなくなったり、対面授業ではなくてオンラインにより期待していた密度とは違った薄い内容しか享受できなかったことへの不満が学生のなかで溢れるようになります。
私のMBAではWhatsAppでクラスのグループチャットがあるのですが、大学側に返金を求めるべきだとの意見が多く出て一時はカオスな状態になりました。
結果的には、そんな生徒のあらぶった様子を察知した大学側が先手を打って、卒業以降も授業の録音を聞ける(上限あり)ような提案(というか通知)をしてきたため、返金請求騒動には至らなかったです。
香港には3つ有名なMBAがあるのですが、他の大学の学生さんから話を聞くと、それぞれが違う補償対応をしています。大学によっては補償内容がとても厚いです。もし入学前にそういうことも事前に確認できるならしておいたほうがよいかもしれません。
いかがだったでしょうか。
とっても簡単にオンライン授業についてまとめてみました。コロナも落ち着いてきているので、対面授業がオンラインに切替するのは今後少ないかもしれませんが、中国・香港ではまだまだありえる話なので、入学を検討する方は参考にしてみてください。